昨日、市民を対象とした場で脱髄疾患の疾患啓発の話をさせていただきました。資料を作成させていただくにあたり、多発性硬化症および視神経脊髄炎のuptodateな治療の勉強をさせていただきました。歴史のある患者団体(MSキャビン)の情報が充実しています。大変参考になります。研修医の頃に存在した再発予防のための疾患修飾薬はインターフェロンおよびステロイドでしたが、現在はよりピンポイントに疾患の病態生理にあった治療が次々に開発されています。えてしてそういった薬は高額ですが、難病医療の恩恵で患者様は最小限の負担で治療を受けることができます。難病医療制度の申請の窓口は保健所です。コロナの時に獅子奮迅の働きをした保健所ですが、平素も幅広い領域の疾病対策に尽力されており素晴らしいなぁと感じ入りました。